TOEIC受検経験者に最も難しかったパートはどこかと聞くと、かならずパート7だと返ってきます。それはなぜか?その答えもほとんどは、ボキャブラリーが難しく、時間も足りないからだといいます。
この問題のシンプルな攻略方法は時間管理です。英語の試験のリーディングパートは単に英語の能力でどうにかなるものではなく、できる限り最も効果的なやり方で答えを見出す力が必要になっています。そのため、試験は意味を考えながら問に順番通りに答えていくように文章を最初から最後まで読むことが難しいように作られています。
A Simple Strategy
シンプルな攻略法
まず、問いにかけられる時間を最低限に抑えることが重要です。1つの文章問題を攻略するには、問題を簡単なものから難しいものの順で答えること、最初から最後まで何度も読むことなく全文の概要を理解して、答えが見いだせるようにスキミング、スキャニングをすることが大原則です。
質問の種類を見分ける
TOEICリーディングの問いは難易度を4つのカテゴリーに分けることができます。それは、特定情報についての問題(肯定表現)、ボキャブラリーに関する問題、主となる意見、推測される答えを問う問題、特定情報についての問題(否定表現)です。
効率的に時間を使って次の質問に答えてみましょう。
特定情報についての問題(肯定形)
これらは一番簡単で時間をかけずに答えられるので、第一優先で取り掛かりましょう。
Example:
Who is the letter intended for? (search for a name)
When must candidates apply for the position by? (search for a date)
Where did …come from? (search for a place)
これらの答えは実際に文章を注意深く読まなくてもスキャニングにて答えを見出せます。スキャニング中、その問いの内容からこの文章はどんな内容なのか、誰が読む文章なのか等ヒントを得ることができます。
ボキャブラリーに関する問題
これは次にすぐ取り掛かるべき問いです。もし言葉がわからなければ、文章を読んでその単語が入っている文だけ読んでみてください。それでもまだわからなければ、勘で答え、すぐに次の問題へすすみましょう。
Example:
The word … in paragraph 1, line 2 is closest in meaning to…
3. Main Idea/Inference Questions
主となる意見、推測される答えを問う問題
この問題にたどり着くころには、最初から最後まですべてを読んで時間を無駄にすることなく、何度か文章をスキミング、スキャニングしているはずです。よって答えは何か、おおよそわかるようになっているでしょう。
Example:
What is the purpose of this memo?
Who might read this notice?
特定の情報を問う問題(否定形)
これが最も時間を消費する問題です。それは文の結論が問われたり、最後、もしくはあるところまで行かないと答えが出ず、また答えを出すまでに様々な情報が入ってきてしまうためです。
Example:
Which of the following is NOT true?
Which of the following positions is NOT available?
この攻略法は、限られた時間の中で、効果的な方法で、効果的に時間を最大限に利用することを可能にします。もちろんこの攻略法を有効に使うにはスキミング、スキャニングのリーディングができることが前提になっています
スキミング、スキャニングのテクニックについてはこちら。